名前の如く、手と足と口の中に発疹ができる病気です。

手のひら、足底に数ミリの楕円形の赤い発赤や水疱を形成します。膝や臀部にも出現することがあります。口の中は粘膜部分や舌に同様の発疹が出現し、潰瘍形成するため、口内炎がいくつもできた様な状態になります。発疹出現の１〜２日前に微熱や風邪症状が出現することもあります。まれですが、髄膜炎を合併するため、頭痛や嘔吐などの症状がある時には注意が必要となります。

原因は、コクサッキーウイルスA6、A16やエンテロウイルス71などのウイルス感染で、夏に多く発生し飛沫感染、接触感染、経口感染が知られています。感染から3-5日の潜伏後に発症し、乳幼児に好発します。

治療は、特効薬はなく、経過観察となります。

保育園、幼稚園などの登園、登校の停止を定める法律はありません。