老人性色素斑(しみ)

一般的に「しみ」と言われているもの多くがこの老人性色素斑です。

中年以降に、顔や手背など露出して日光に多くあたっていた部位に出現します。普通の皮膚との境界は比較的はっきりとし、褐色調の円形や楕円形で大きさは様々です。

治療はALEXレーザーで行います。当院での治療は、「しみ」の範囲とレーザー照射後の変化を考慮して、2つあるレーザーのどちらを使用して治療するかを相談決定して行います。

 

・Qスイッチアレキサンドライトレーザー(ALEX):限定した場所を治療するのに適していいます。レーザー治療の効果は高いですが、1〜2週間ぐらいの間は照射部位に薄いかさぶたができます。これが剥がれるまでは、この場所へのお化粧は控えていただきます。その後、一過性の炎症後色素沈着が半年から一年ぐらい出現する場合もあります。

 

・ロングパルスアレキサンドライトレーザー(GentleLase Pro):顔全体に照射をすることで、広い範囲のしみに効果があります。レーザーの効果はALEXより弱いため、照射回数が多く必要となります。しかし、翌日からお化粧ができることが利点です。